ワークスタイルが夜型であるメリット

夜型のワークスタイルのメリットは、長時間にわたって集中力をキープできる点だ。街全体が寝静まり、電話や来客、周囲の物音などが一切聞こえない、静寂の雰囲気が味わえるのも特徴だろう。デスクに腰かけて作業を始めたら、一段落つくまで集中した状況を持続できる。夜型のフリーランスの中には、パフォーマンスが大幅アップした状態で作業ができる人もいる。その状態を作り出すのは、夜の21時から0時が最適な時間帯だ。

朝は睡眠を取り、昼はプライベートな時間を過ごす。夕方から仕事の準備を始め、夕飯を取った後に短期集中で早朝まで作業に没頭する、これが夜型のフリーランスの大まかなスケジュールだ。邪魔が入らない環境で、黙々と作業に打ち込めるのが夜型の利点だろう。また、早朝までに成果物を完成させやすいのも特長だ。成果物を朝一でクライアント先へ送付できるので、その後のリテイクや打ち合わせが捗る。成果物を迅速なスパンで届けることで、クライアントから信頼と感謝されることも多いだろう。

世間的にはネガティブなイメージがある夜型のライフスタイルだが、人間の体質的に夜型のワークスタイルが合う人は少数だ。実際に成功者と呼ばれる経営者やアーティスト、IT技術者の中にも、夜型のワークスタイルを採用する人がいる。夜型の方がアイデアが独創的、短期集中で安定した成果を出しやすい、チャレンジ精神に満ちているなど、朝型にはない面が多々あるのだ。